厚さが1.2m程度以上の大断面コンクリート構造物の温度ひび割れ対策工法です。
断面内で発生・成長するひび割れを補強鉄筋で制御し、表面ひび割れを抑制・防止します。
【施工実績】写真は左から順に1〜5
1.長野県発注 令和3年度社会資本整備総合交付金(広域連携)工事 [橋台]
2.長野県発注 令和3年度社会資本整備総合交付金(広域連携)工事 [橋脚]
3.三重県発注 一般国道工事368号(上長瀬)道路改良(2号線下部工)工事 [橋台]
4.長野県発注 令和4年度防災・安全交付金(道路)工事 [橋台]
5. 東日本高速道路(株)発注 首都圏中央連絡自動車道 松尾工事 [橋台]
6. 宮崎県発注 令和4年度交付建設第36-13-2号 竹田五ヶ瀬線波帰之瀬工区(仮称)波帰之瀬橋橋梁下部工(P2)工事[橋脚]
7. 国土交通省発注 令和6年度新丸山ダム国道418号7号橋潮見下部工事
※詳細は「技術資料」に記載しておりますのでご参照ください。
NDリーバー工法の技術資料(適用実績を含む)、工法説明用パンフレットをダウンロードしてご活用下さい。
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弊社が実用化した温度ひび割れ抑制技術『NDシリーズ』(ND−WALL工法、NDリターダー工法、NDリーバー工法)、『鉄筋による温度ひび割れ対策(既往の技術)』についてをそれぞれ技術資料にまとめましたのでダウンロードしてご活用下さい。
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大断面構造物における温度ひび割れの発生と伸展の状況について、橋台の竪壁(厚さ2.4m、幅11.25m、高さ4.8m)を例として示します。
下図に示すように、竪壁断面内の応力分布は鰍フ中央付近で卓越し、また、材齢により変化します。温度ひび割れは、温度応力が卓越する断面内部で発生します。このため、断面内部の最適な位置に補強鉄筋を適切量配置すれば、温度ひび割れを断面内で制御して表面ひび割れを防止することが可能です。
NDリーバー工法は、温度ひび割れがの断面の内部で発生して成長・拡大することに着目しました。
温度ひび割れ対策の一般的な方法は、補強鉄筋を表面付近に配置して表面ひび割れの幅を許容値以下に抑制することです。
これに対し、NDリーバー工法は、補強鉄筋を断面内部に適切配置し、温度ひび割れを断面内で制御する温度ひび割れ
抑制・防止工法です。
前出の橋台の竪壁(厚さ2.4m、幅11.25m、高さ4.8m)について、補強鉄筋の配置例を示します。
補強鉄筋の配置は、追加鉄筋量が少なく、容易に組立・設置できるため、施工性と経済性に優れた方法です。