本日令和6年度がスタートしました。3月16日に北陸新幹線の金沢〜敦賀間が開通しましたが、敦賀駅駅舎には当社高耐久性埋設型枠SDPフォームが採用されており、無事開通の日を迎えられたことを嬉しく思っている次第です。
当社は、「コンクリート技術を通した安全で豊かな国土・環境づくりへの貢献」を企業理念とし、平成16年4月に設立し20年が過ぎました。この間、コンクリートの施工技術に直結したコンサルティングを主要業務として、実務に即した情報の蓄積、分析、対策を行ってきております。さらに、新技術の開発・実用化を推進するNETIS(公共工事における新技術活用システム)の登録、高度な専門技術者の教育活動、カーボンニュートラルやSDGsに直結する新技術にも積極的に取り組んでおります。
コンクリート工事において、セメントの水和熱に起因した温度ひび割れを適切に抑制することは極めて重要な課題であり、当社はNDリターダー工法等により画期的な実績を積み重ね、さらにこれまで困難であった大断面構造物にも対応できる新工法としてNDリーバー工法の開発を進めています。
さらに、冒頭に紹介した高耐久性埋設型枠SDPフォームは、"i-Construction" に応える技術として、採用が拡大しております。本技術は型枠組立作業を大幅に簡素化し、コンクリート工事の生産性向上と構造物の高耐久化など様々なニーズに応えられると考えております。土木学会2022制定コンクリート標準仕様書もコンクリート構造物の「改築」を主眼とした大改訂もなされました。一例をあげれば、高速道路リニューアルプロジェクトが進められており、弊社の埋設型枠工法が一層の役割を果たせるよう研究開発を進めてまいります。
弊社は長年コンクリート技術者の育成に取り組んできましたが、コンクリート診断士2024年版を12月に、コンクリート技士2024年版、コンクリート主任技士2024を3月に3年目の刊行をいたしました。
建設部門は地方の活性化に最も重要な産業であり地方創生、豊かな国土・環境づくりに微力ながらも貢献したいと考えている弊社の意志を諒とされ、今後とも引き続きご指導ご鞭撻を下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
令和6年4月 代表取締役社長 篠田 佳男
最高技術顧問 | 長瀧 重義 | 東京工業大学名誉教授 |
技術顧問 | 鎌田 敏郎 | 大阪大学教授 |
〃 | 佐伯 竜彦 | 新潟大学教授 |
〃 | 下村 匠 | 長岡技術科学大学教授 |
〃 | 久田 真 | 東北大学教授 |
〃 | 宮里 心一 | 金沢工業大学教授 |
技術アドバイザー | 丸山 久一 | 長岡科学技術大学名誉教授 |
顧問弁護士 | 山枡 幸文 | あすなろ法律事務所(東京工業大学卒) |